改修ニュース・トップへ No.1へ No.3へ
国立グランド

No2 事業計画と資金計画

皆様から事業計画、資金計画について、いろいろご意見をいただいていますが、 執行部内でもこの件については議論を重ねてきました。 今日はこの問題で我々が最も悩み、苦労している現状を解説します。

グランド改修問題の難しいところの一つは事業計画と資金計画が同時進行しないことです。 ビジネスの世界であればほぼ同時進行が一般的でしょう。 ところがこのグランド改修の事業計画は、契約の当事者である大学が決め、資金の大部分はOB倶楽部が負担する という変則的な形になっていることです。契約の当事者である大学が @本当に必要か、A倶楽部の負担はどこまで可能かというような状況からスタートしました。

大学がこの問題に取り組んでくれるように、大学に理解し納得して貰う必要がありました。 グランド改修検討委員会の結果を踏まえ、三回にわたり大学と協議を重ねました。 7月20日に開かれた大学の「施設マネジメント委員会」で漸く取り上げてもらうことができました。

現時点で大学の負担額は明らかになっていませんが、グランドを改修することについては理解してくれました。 最初のハードルは越えることが出来たと思っています。ゴーサインは出ましたが、 どういった事業計画にするか、最終的な事業計画はこれからです。この点については次回No3でもう少し詳しく説明します。

次は資金計画の問題です。発注者である大学は「実際に寄付金がいくら集まったか」を確認してから発注するとしています。 資金計画が固まったら事業計画を確定し発注するということです。 この点について、大学は「事業計画を確定してから寄付金集めが出来ればいいのですが・・・」と発言し、 事業計画が固まらない中での寄付金集めに対し、倶楽部の皆さんに申し訳ないと、気の毒がっていました。

大学には5千万円を目標に募金活動を行い倶楽部基金とあわせ8千万円を提供すべく準備中であると伝えています。 5千万円もの募金集めには会員の理解が必要ですし、実施に際してはある程度の時間が必要です。 次回公認検定時までの3年間で最大の効果を挙げようとすると、ある程度早めのスタートが必要です。 幸いにして、当倶楽部には先輩が集めてくださいました倶楽部の基金がありますので、 募金の結果がどんな状況になっても最低限の全天候型グランドは出来ると考えています。 その意味では皆さんからの寄付金がグランド改修に使われないという心配はありません。

執行部一同は、この事業が難しいことを承知の上で、 学生達に少しでも良いものを作ってあげたいと思い、頑張っています。 上述の事業計画と資金計画の状況をご理解いただくよう、改めてお願いします。

一橋陸上競技倶楽部
会長 青木俊樹
改修ニュース・トップへ No.1へ No.3へ