「第24回四大学対校戦報告」・・・山上 紘幸 (主将)


 2014年4月6日(土)、上柚木公園陸上競技場にて四大学対校戦が行われました。結果としては、男子総合一位成蹊大学114点、二位学習院大学108点、三位一橋大学108点、四位東京外国語大学24点、となり、残念ながら、新幹部体制での緒戦を飾ることはできませんでした。 最後のマイルリレーで勝てば、総合優勝でしたが、わずかに及ばず、三位に甘んじることになってしまいました。
以下、試合内容をご報告いたします。なお、記録詳細は、現役ページの試合結果をご覧ください。

・男子対校100m
 十秒台選手の千葉(成蹊)、山上(一橋・3)が怪我により欠場したレース、優勝したのは臼井(成蹊)、山下(一橋・2)はスタートで出遅れ後半追い上げたが、三位と百分の一秒差の四位、高橋(一橋・3)は、思い通りの走りをすることができず6位に終わった。

・男子対校400m
 優勝したのは、48秒フラットのベストを持つ臼井(成蹊)、矢野(一橋・3)は前半から積極的に飛ばし、自己ベストとなる49秒台の好記録で2位、初の対校出場となった堀江(一橋・2)は、全体的に力不足の感を否めず6位となった。

・男子対校1500m
 レース序盤から杉原(成蹊)と風戸(一橋・2)が飛び出し、熾烈なトップ争いを繰り広げたラスト500mあたりで杉原が飛び出し、風戸との差を広げた。風戸もラスト追い上げを見せたがあと一歩及ばず2位。澤武(一橋・3)は、後方で着実なレースを進め3位を獲得した。

・男子対校5000m 
 中長のエースである菊地(一橋・3)が先頭グループでレースを行いラスト1000mあたりで飛び出し優勝。他の選手との力の差が歴然と示した圧巻のレースであった。三好(一橋・2)も序盤は後ろのグループで様子を伺っていたが、ラストスパートで力を見せ3位。この種目での勝ち越しに貢献した。

・男子対校4×100mR
 選手の走力からして、確実に優勝が狙える種目であった。1走の山下、2走の矢野が作ったリードを3,4走で守り抜き,危なげのないレースで優勝。この種目では、全日本インカレ出場を目指しており今後の活躍も期待される。

・男子対校4×400mR
 この種目を勝てば、男子総合優勝が決定する重要な競技。1走の鈴木(4)が出遅れ、2走の三宅(4)が追い上げるがなかなか先頭との差は詰まらない。3走の堀越(2)、4走の矢野も前の選手を抜かすことができず最終的に3位という結果になった。期待の大きい種目だけに今後に期待したい。

・女子対校800m
 女子選手唯一の出場となった今野(2)は、1500mを専門とする選手であり、800mは中学以来の出場であった。1周目は、順調に飛ばしたが2周目で失速し3位でのフィニッシュとなった。スピードの強化が今後の課題となってくるだろう。

・男子対校走幅跳
 永井(一橋・3)が怪我からの復活をみせ、6m35で2位、助走に関して改善の余地を大いに残しており、夏シーズンでの飛躍が期待される。堀越(一橋)は、完全に力負けし6位。

・男子対校走高跳
 就活生の松山(一橋・4)が練習不足ではあったものの、3位に食い込んだ。永井(一橋)は思うように踏み切ることができず6位に終わった。優勝は、2mジャンパーの西形(学習院)。
 新入生の加入もあり夏シーズンに向けて、高いレベルでの対校選手争いが行われるだろう。

・男子対校砲丸投げ 
 優勝は、関カレ選手である杉野(学習院)。岡嶋(一橋・3)は、自己ベストを大幅に更新したが、わずかに競り負け3位。山上(一橋)は、技術不足を露呈し7位に終わる。まだまだ多くの伸び代を残している種目である。

・男子対校円盤投げ
 竹内(一橋・4)が4位、高橋が7位に終わった。今後の対校戦では、更に高いレベルでの戦いが予想され、ターンを習得し30mオーバーの投擲を期待したい。

・男子対校やり投げ
 高橋、河村(一橋)が1,2位の上位独占を果たした。高橋は自己ベストを更新し、今後の50mオーバーに希望をのぞかせた。この種目においても新入生の加入で高いレベルでの対校選手争いが期待でき、今後得点源となりうる種目である。

・最後に
 男子総合優勝を逃してしまったことは非常に残念であり、主将としての自分の至らなさを情けなく思っております。今回の敗北の大きな要因に春先に多くの怪我人を出してしまったことが挙げられると思います。怪我をゼロにするのは不可能であるかもしれませんが、怪我をした時にこれだけ予防したのだから仕方がない、と思えるくらいの日々の自己管理を部員一同に徹底していきたいと思います。タータンも完成し、我々現役に求められるものは結果であるということを肝に銘じて一日一日を大切に過ごしていきますので、今後とも変わらぬご支援のほどをよろしくお願い致します。

(2014年4月13日)