「短距離パート 今季の反省と来季の展望」・・・照井 紀誉彦(短距離チーフ)


OB・OGの皆様、こんにちは。いつもお世話になっております。短距離パートチーフの照井と申します。 今回は短距離パートの今季の反省と来季の展望について報告させていただきます。

はじめに今季の結果を簡単に振り返らせていただきます。

春シーズンは四大戦の中止にはじまり、怪我人も多くパート全体として良いスタートを切れませんでした。5月の関東インカレでは4継が失格となり、マイルもチームとしては低調な記録で終わってしまいました。7月の旧三商大戦も110mHは善戦しましたが、他の短距離種目は相手校のレベルが例年にない高さであったこともあり勝ち越すことはできませんでした。
しかし個々の記録を見れば、6月の国公立大戦では児玉(3年)が、同月の試合で山上(2年)が100mで10秒台を出し、旧三商大戦では三宅(3年)が49秒31で関東インカレB標準を突破するなど上級生を中心に自己ベストを更新した選手が多く、秋シーズンの対校戦につながりました。

夏合宿を経た秋シーズンは、怪我人も少なく、チームとしても結果が出始めました。東大戦、名大戦では4継、マイルリレーで優勝し、特に名大戦では両リレーとも大会新記録が出ており、一橋としては近年にない層の厚さになってきていることが感じられました。この頃から一年生の活躍も見られ、名大戦では松島(1年)が10秒台を出しました。
ただ一方で10月の二十三大戦では短距離種目の入賞は三宅(3年)の400m6位のみに留まり、層が厚くなっているとはいえ他校もレベルを上げてきており、現段階では関東インカレレベルの選手と互角に戦える選手が少ないことが明らかになりました。 また対校戦では多くの選手が短距離パートからフィールド種目に出場し、中には他校の専門の選手と互角以上に戦えた者もいました。

現在短距離パートは冬期練習に励んでおり、競技場の全天候化工事の中、練習方法、場所等を工夫しながら内容の濃い練習を積むことが出来ています。一年生も着実に力をつけてきていますので、来季は対校枠争いがとても厳しくなると思われます。 皆が充実した練習をつくろうと努力し、仲間たちと切磋琢磨しようという良い雰囲気で練習ができています。
来季はいよいよ競技場も完成しますので、恵まれた練習環境を最大限に活かし今季以上の記録、結果を残せるようパート員一同全力で頑張ります。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。