「箱根予選会報告」・・・山下 佑貴(中長チーフ)
10月19日、自衛隊立川駐屯地・国営昭和記念公園を発着として第90回箱根駅伝予選会が行われました。一橋大学は2年連続の出場となり、結果は11時間55分08秒で44チーム中44位でした。
昨年の予選会が終わってからすぐの時期に、昨年の予選会に惜しくも出場ができなかった坂井(2)や岡田(3)が標準記録を突破して、昨年の段階で今年の予選会出場は決まっていましたが、そこから標準を突破する選手は結果的に下和田(1)だけとなり、総勢11名での出場となりました。予選会出場のためのメンバーはシーズンの初めの段階で足りていたので、今年度のテーマは“一つ上のレベルへのステップアップ“でした。春には去年に標準切りしたメンバーよりも質の高い練習をこなすことのできる新入生が入部してきて、パート全体でも勢いがありましたが、夏前までは厳しい結果に終わりました。2回の夏合宿を越えて、秋シーズンでは多くの一年生が記録を伸ばして16分30秒に近いタイムを出すも、標準切りができたのは下和田だけとなり、予選会は11名での出場となりました。
予選会当日は、庄子(4)・菊池(2)の二人は自分のペースで前半から積極的に入り、ほかの選手は余裕のあるペースで入り、昭和記念公園内での貯金を作るという作戦でレースに臨みました。多くの選手は目標としていたタイムに近いペースで走りきることができましたが、岡田や坂井(2)や下和田には故障もあり、他大学との大きな実力差を見せられ、非常に悔しい結果に終わりました。1年間を通した20キロレースに対する練習計画、ロードで走る経験、9月・10月の対抗戦シーズンでの20キロの練習計画が圧倒的に不足していたために他の出場校との実力・経験不足の差が顕著に表れてしまいました。しかし、来年残るすべての選手が去年よりも記録を伸ばしているので、来年には期待ができると思います。
OB・OG会からの補助をいただくことによって、夏に二回も合宿を行うこともできていることに非常に感謝しています。予選会で好記録を出すためには夏の暑い時期に、涼しい合宿地のロードで距離を踏むことが非常に重要になってくると思いますので、来年の夏合宿は今年よりも一層力を入れたいと思っています。OB・OG会の皆様にはこの場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
今年の予選会は非常に悔しい結果に終わりましたが、この悔しさは来年の予選会で必ず晴らします。今年の結果を見ても分かるように、他大学は箱根予選会を一年間の非常に大きな目標として、日々努力して結果を出してきています。われわれが来年飛躍するためには1年間を通した長期的な視野を持ちながら、ロードでの20キロのために距離を積み重ねるという相応の対策が必要となってきます。しかし、中長パートとしては今回の予選会の反省会をすぐに行い、現在すでに来年の予選会のために動いているので、来年の予選会では好記録が期待できそうです。また12月・1月には長距離の醍醐味でもある駅伝があります。現在多くの選手がベストを連発していて非常に勢いもありますので、中長距離パートの活躍にご期待ください。今後もご支援・ご声援よろしくお願いします。
(2013年10月29日)