高校駅伝雑感・・・・・副幹事長 岩瀬 浩一
今年の全国高校駅伝で世羅高校が7度目の優勝を飾った。
西脇工、仙台育英、九州学院と共に4強と言われた中で、他の3校がエースの
故障や調整ミスから自滅する一方世羅だけが全員きちんと走った結果で、大会に
向けた調整が見事だったと言える。
岩本監督はかつて世羅が1500mと5000mの高校記録保持者の2枚看板(中原誠、
工藤康弘)を擁し史上最強と謳われたチームの3番手だったが、下りの4区で腹痛
による大ブレーキを演じ優勝を逃す元凶となった経験を持つ。
それゆえ駅伝の怖さ、調整の難しさを知り尽くしていると思われ、ケニア人
留学生の力もあるとは言え、毎年優勝争いが出来るようチームを仕上げていく
手腕は大いに評価できる。
ところで、1月に広島で行なわれる都道府県対校駅伝では京都で好走した
ランナーがなぜか凡走するケースが目に付く。
これも駅伝の難しさなのであろうか。
(12月26日 受信)
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