全カレ報告・・森田 雄祐(平成23年卒)


先週斉藤くんが出場した全カレに付き添いとして行かせていただきました。 他にも多くのOBが熊本まで駆けつけたのですが、私は公費で行かせていただいたので、 部のHPで報告をする義務があると思い、ここで報告させていただきます。

まず熊本に着いてからレース当日までの過ごし方ですが、交通の便が悪いながらもそこそこ快適な環境であったため、 特に問題は無かったように思います。暑さ対策も東京で十分練ってから行きましたので、 過度の負担にはならなかったはずです。熊本出身の鈴木先輩からの情報も役立ちました。 ありがとうございます。唯一心配していたことは、斉藤くん本人が過度の緊張でやや寝付きが悪いことでしたが …部屋がツインだったので、隣で爆睡していた私がさぞ迷惑だったことでしょう。ゴメン。

レース当日ですが、やはり斉藤くんは少し落ち着かない様子でした。 しかしここからは現地組の誰もが経験したことの無い領域。我々は斉藤くんが力を発揮できるようサポートすることに 全力を尽くしました。ただ、徐々に周りにいる付き添いの方が落ち着きを無くした雰囲気になってしまった感は 否めません。斉藤くんに悟られないようにするのでいっぱいいっぱいでした…。スマン。
レース自体の反省は斉藤くんに任せますが、彼自身は400mでの位置取りが悪かったこと、 残り300mから中途半端なまくり(スパートでは無かった)をしてしまったことを悔いていました。 私は付き添いの関係上、ほとんどレースを見ていないので何とも言えませんが、 みなさんにはラッシュくんが華麗に撮影した新中長ビデオ(大垣くんが補助しためっちゃいいビデオ)の動画を 近いうちに公開できるようにしたいと思います。私はレース後に斉藤くんから聞いた「楽しかった」と 「悔しかった」の二言だけで満足です。

競技場からの帰り道で、斉藤くんは私に新たな決意と覚悟を話してくれました。 その覚悟を聞いたとき、私は彼をサポートする立場として、まだ仕事は終わっていないと感じました。 彼が次に目指す領域には、部の仲間や、そしてOBの力が絶対に必要であり、 しかし現状ではそれが足りていないからです(ちなみに彼は全天候型のグランドは絶対に欲しいと言っておりました)。 現役に近いOBとして、まだまだやるべきことがあると思いました (と言いながら22大戦には行けなかったのですが…)。

その後熊本市街で開かれた激励会には、OBの熱い想いが渦巻いていました、 わざわざ熊本まで来てくださったみなさん、本当にありがとうございました。 と斉藤くんが言ってました。また、補助をだしていただいたOB会のみなさまにもお世話になりました。 今後も全国の舞台を目指し活躍する選手は必ず出てきます。 先日の東大戦でもそれを感じさせる場面がいくつかありました。 そのためにも、今以上の手厚い支援をよろしくお願いします。

以上が公式付添い人を務めさせていただいた私のご報告です。 さらなる詳細は個人的に私にお尋ね下さい。来年は恐らく関東開催ですので、みなさんぜひお集まりください。
(2011年09月19日 )

全カレを終わって・・ 斉藤 和輝(3年)

森田さんにご報告をさせてしまうことになり、大変申し訳御座いませんでした。
私斉藤は、9/9-11に熊本で開催された日本インカレに出場してまいりました。 連戦の中、遠地での開催ということで 現役の皆さんに応援に来てもらうことは 難しかったのですが、 たくさんのOB・OGの先輩方に駆けつけてくださいました。

お忙しい中、遠くから遙々来ていただけたということから それだけ僕のことを本気で応援していただけているのだという熱い想いを強く、強く感じまして とても感激しましたし、絶対にやってやらねば。 と、燃えました。 本当に心強かったです。 弦さん、揚さん、楓太さん、柳谷さん、大垣さん、ラッシュさん、理絵さん、 そして何といっても、4日間も僕につきっきりであらゆるサポートをしていただいた森田さん 本当に、ありがとうございました。

結果についてですが、 プログラムには2010年リスト9位と記載されており 期待がかかりましたが(?)、 結果は1分52秒12で予選1組7着、 決勝はおろか準決勝にすら進出できませんでした。 (試合結果の報告・更新が遅れて申し訳ありません、近日中にラッシュさんにお撮りいただいた動画の方をyoutubeにアップさせていただきたいと思います。)

感想と抱負を少しだけ…
感想としましては、速さと強さは違う、ということ。 また、2人で走るのと8人で走るのとは全然違うということがありました。
全国トップクラスの選手7人と同時に走るということは初めての経験で、それはそれはカオスで。 経験値不足が露呈しました。 土俵に立つことを目指すのが精いっぱいで、その辺の"勝負"に対する準備(ラストのキレを磨く、複数の勝ちパターンの用意etc..)がまだまだ出来ておりませんでした。 しかし来年はその言い訳は通用しませんので、これからそれらをなんとか体得していきます。

それともう1つ、一番重要なのは、[覚悟]かなと思いました。 周りの選手を見渡してみると、その目や雰囲気が 「365日のうち、どの1日も無駄にすることなくこの日のために過ごしてきた」と言っているようでした。 そういう覚悟です。 1年後、やれることは全部やった。 と自信満々に言えるかどうか、これがカギかと思います。
でもこれがなかなか難しいのだと思います。 僕もまだやれていないことが、山ほどあります。 身近な例で言うと、毎日同じ時間に寝て起きて朝練を必ず行い補強なども怠らないこと。 発展すると栄養学やバイオメカニクス、新しいトレーニング法の導入、などが有ると思うのですが。 覚悟の問題や、単純に体が耐えられないという理由で 今まで阻まれてきたこれらの空欄のチェックボックス 全てにマーカーを入れるつもりでこれからを過ごしていきます。 くじけそうになった時は、たとえ一瞬だったとしてもシーズン後半に日本学生9位でいたことを思い出し、自分を奮い立たせ戦っていきたいと思います。

これからも宜しくお願い致します。
(2011年09月21日 )