No.14 浜田安則氏をヘッドコーチに迎える
国立高校の陸上部でボランティアコーチをされており、現役部員も時々指導を受けている浜田安則氏を正式に一橋大学陸上競技部のヘッドコーチに迎えることに致しました。
浜田安則氏は1946年生まれ、鹿児島大学卒業後は鹿児島中央高校教員、京セラを経て陸連に勤務、倶楽部の大先輩、阿部湘一郎さん(昭和29年卒)とも親交のあった方です。長距離選手として活躍され1974年(28歳)にマラソンで2時間13分4秒という記録を残されたほか同年のアジア大会1万メートルのゴールドメダリストです。1971年、79年の日本選手権1万メートル、74年5000メートルの優勝者でもあります。また、山下佐知子(東京世界陸上銀メダル)、荒木久美(北京アジア大会銀メダル)といった女子マラソントップランナーを育てるとともに京セラの女子駅伝チームを屈指の強豪に育て上げた指導者としての実績も持っておられます。
グランドも新しくなり、5月26日には山内進学長他関係者をお招きし、グランドのお披露目会を開催しました。学生諸君も新しいグランドで張り切っているところです。次の課題は選手強化です。3月の倶楽部総会時にご紹介しました通り、新理事に就任された昭和41年入学の浜田愃さんに選手強化を担当してもらいます。これに加え、4月の理事会で、陸上競技部とも何かとご縁が深く、また現役からも信頼されている浜田安則氏に「ヘッドコーチ就任」を打診しようということになりました。これを受けて、5月に入り、私から浜田安則氏に直接お願いしたところ、直ちに「喜んでお引き受けする」と快諾して頂きました。本年6月1日より週2回程度、競技全般について現役の指導をお願いし、レベルアップを図ろうと考えています。
真摯な浜田安則氏は既に5月からグランドに通い事実上の活動を開始されています。私よりも現役の状況について詳しく大変頼りになる方でもあります。これで一気に強くなるとは思いませんが、箱根駅伝予選会の成績向上や対抗戦での勝利が期待されます。
OB倶楽部の皆さんも折があれば是非グランドに行かれ、また、試合のある競技場へ応援に駆けつけて頂き、現役諸君を激励して頂きたくお願いします。と同時に、選手強化策について良いアイデアがあれば私たち倶楽部宛ご連絡頂きますようお願いします。「打倒東大」を目指して頑張りましょう。
2014年5月27日 一橋陸上競技倶楽部 会長 青木俊樹