No.12 さようなら“バテ松”
新年明けましておめでとうございます。会員の皆様にはお健やかに新しい年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。
昨年11月1日に漸く落札業者が「日本体育施設(株)」に決まるなど、業者選定に遅れが見られましたが、
11月25日から始まりましたグランドの全天候型化工事は順調に進んでおります。
今月の半ばからは舗装工事が始まり、
3月28日までには完了する予定になっております。
工事に伴う電気掲示設備・グランド周辺整備等の付帯工事や公認競技場
としての器具備品の整備も進めております。
合わせて部室の整理整頓も、学生と一緒になって進めているところです。その中で、
会員の皆さんにとって関心の深い「バテ松」の動向について補足説明します。
グランド周辺の植栽の剪定・伐採の工事につきましては、大学内に関係者が多く、
なかなか最終決定に至りませんでした。が、こちらも実務担当の最後の踏ん張りで何とか
12月21日から工事が始まりました。我々が慣れ親しんできたバテ松。このバテ松にいつの間にか桜が絡まりつき、
生長の早い桜がいまや松よりも大きな存在になっています。競技にも支障が出ていますし、
松の生長にも大きな影響を及ぼしていました。そこで、我々は「桜を伐採する」ことを主張してきました。
松を大切にしたい大学もこれを了解しましたが、最終段階で「桜を切ると桜に寄り添っている松も倒れる」との
植樹会顧問の意見を尊重し桜・松ともに伐採することになりました。本来、
インフィールドに巨大な樹木が存在することは、公認競技場としては認められないことですので
止むを得ない措置であったかと思います。
グランド改修状況は学生から写真の提供を受け、順次倶楽部HPにて公開
しております。
様相を一変しつつあるグランドの状況をご覧頂けると思います。是非ご覧ください。
(⇒「グランド改修工事の様子」)
4月の早い段階で公認検定を受け正式に4種公認競技場にしたいと考えています。
このための日本陸連検定部との事前の打ち合わせも、倶楽部が主導する形で開始しております。
グランド完成式典は大学の問題でもありますので未定です。倶楽部としては7月12日(土)に
予定している三商大戦をこけら落しにしてはどうかと考え、学生ともども準備を進めています。
一人でも多くの会員の皆さんに応援に来て頂き、新しいグランドを見て頂きたいと思います。
なお、直近の寄付金募集状況は271名5712万円となっております。
本事業は倶楽部総会のご了承の下、全員参加で始めたことです。引続き一人でも多くの方の
参加を期待しておりますので、未応募の方は是非ともよろしくお願いします。
なお、最終的に寄付者名簿を作成し、部室の一角に銘板を掲げる方向で大学事務局とも
相談しています。何かとこうした寄付の要請が多いこととは存じますが、
お世話になった倶楽部への恩返し、更には大学教育への貢献といった面にも
ご配慮頂きご参加下さるようよろしくお願いします。
2014年元旦 一橋陸上競技倶楽部 会長 青木俊樹