300才超による4×100リレー挑戦<奮戦記>
今年7/16の大阪・金岡競技場での三大学戦(旧三商大)に同期の4人で、OBリレー4×100mを走る予定だった。しかし、コロナ禍で中止になり、返す返すも残念。
三大学戦OBリレーは、4人合計200才以上のメンバーで、2010年に始まった。これに参加することは、走る目標にも同年輩の方々との交流にもなり楽しいもの。しかし、ここ数年は、体力面で参加かなわず、目標を失った。
そこで75才になったのを機に、同期で、300才チームを作ろうと考えた。しかし、昨年は、コロナで早々と、対校戦自体が開催されず、チーム編成も出来なかった。昨年12月、私の膝・腰痛が、少し癒えたのを機会に、後藤・美和(共に1969年卒)が皇居ジョッギングに誘ってくれた。走り終わった後で、三大学戦(旧三商大)での「300才超4継リレー」を提案したところ、75才超記念に面白いと賛同を得た。
今年の初めから、同期に声を掛けたが、どうしても、4人目が見つからなかった。いろいろ候補を考え、京都在住の橋本君(1970卒)に頼んだ。「走ってない」と気にしながらも、引き受けてくれた。合計305才、いつ何が起きてもおかしくない年齢。そこで、ちょっとお若いが、大阪に応援に行くと思われる井田幹事長(1976卒)に補欠を頼み込んで、いざと言う時の備えもした。
メンバーが決まって以降、お互いに連絡を取り合い、気持ちを高めて練習に取り組んだ。東京の3人は、国立グランドで、バトン練習を2度した。100mタイムトライアルもした。学食での昼食、その後のちょっとしたおしゃべりも私達高齢者には、何事にも替えがたい時間。ちょっぴり60年前に戻った感もあった。
そして、三大学戦前日の7/15には、3人とも大阪に入っていたが、・・・・。
12日に一橋学生1人がコロナ発症、急遽全部員PCR検査受けた、という連絡を14日に受けていた。検査結果は、5人が感染と判明。現役学生と大学側、主管校(大阪公大)の折衝の結果、主管校は、非感染者の出場はOKであったが、一橋大学側が、部員全員、出場許可せず、となった。
OB・OGの参加は、大学、主管校とも、OK,問題視されなかったが、他のOBの皆さんの不参加の意向も踏まえ、私達4人も協議の結果、出場しない、会場にも行かないことにした。
15日午後から学生、OB会とのメールによる情報交換が頻繁になった。私は、スマホメールに慣れておらず、3人に任せ、経過を電話で受けた。
チームの翌日の行動予定を最終的に決めたのは、真夜中になっていた。
16日、4人で、昼飯残念会で旧交を温め、来年、一橋・国立での出場を約束して、別れた。
このメンバーで公認のリレーを走るなんて、今年が最後と思い、「一橋AC」のロゴ入りシャツをなんとか揃えて、準備もしたので、本当に残念で、悔しかった。 コロナめ!
大阪から帰京直後は、ガックリ状態だったが、7月末に
松本正義さん(1967卒)の新聞記事(日刊工業新聞から転載許可) を知った。世界マスターズ陸上100m優勝を目指して日々鍛錬されているという。
松本先輩の記事を刺激に、来年に向けて励もうと気持ちを新たにしているところです。
2022/8/3 池田隆弘(1969卒)