五輪賛歌 俳句を十句詠んでみました・・・漆山浩一 昭和39(1964)年卒
学生時代400mから箱根駅伝予選会(当時10マイル、大井埠頭や江戸川)までの走者だった私は、卒業した1964年に開かれた東京オリンピックを、地方勤務のため生で観ることができなかった。57年ぶりの東京オリンピックをこの目で見たいと15競技申し込んで、唯一当たったのが800m、200m決勝日チケットだったが、無観客となり夢は叶わなかった。しかしそのかわり今夏、3年生の堀内君が800mで 1'50"05、小関君が200mで 21"57 の学内新記録を樹立してくれた。おめでとう!!!
往時の私は800mでは、堀内君がゴールしたとき11秒遅れの72m後方を走っていた。卒業時の200m学内記録は昭和14年木原先輩の22"9で、小関君ゴールしたときは1"33遅れの12m後方。
もし新国立競技場の最上段の観客席だったら、選手の駆け引きや胸の差の順位などの近距離映像は観られなかったであろうし、またコロナ感染の可能性もあり、夜10時過ぎに終わるので帰路や宿泊の心配も無くなった、と慰めてテレビを楽しんだ。
今夏の暑中見舞い葉書はどんなものにしようかと考えていたが、オリンピックなら雅(みやび)な風情ある語句を使わなくてもいいだろうと、俳句を十句詠んでみた。ただ「季語」が同じような時候、天文に偏ってしまったので、更なる推敲が必要。皆さんもトライしてみませんか。
注:忙しく(せわしく)、熄む(やむ)、飛沫(しぶき)、燿る(ちる)