「神戸大学陸上部百周年記念式典に参加して」 ・・鈴木 貞一(1965年入学)


昨年11月16日、神戸大学陸上競技部創立百周年式典に出席する機会を得たのでその状況を紹介します。

当日は青木会長が国立グランドの改修工事の式典に出席のため、大阪在住の私と谷口(51年卒)さんの二人で代理出席をしました。 10時半からの出光佐三記念六甲台講堂での式典で、福田神戸大学長、関西学生陸連幹部、市立大学陸上部部長達と並んで壇上に着席して、雛段からの挨拶など滅多にない経験でしたが、以下の感想的な祝辞を述べてきました。

・部長、主将ともグランド改修式典で出席できなかったこと。来年は国立の全天候トラックで三商大戦を開催できる可能性があること。
・神戸大学の陸上部が創部した大正の初めは、関西がまだ経済、産業、文化の面で日本をリードしていた時代で、当時の神戸大の陸上部創部は時代の先端を走っていたこと。
・神戸から遅れること10年、一橋に陸上部ができ、その翌年に現在の三商大戦の原型となる対抗戦が行われたこと。
・この百年の真中あたりで東京オリンピックが開催され、翌年私が大学の陸上部に入ったとき、三商大戦は土のグランド、手動計時で部員は男性だけであったこと。
・2年前にOBとして三商大戦にオープン参加したときは、全天候トラック、電子計時、女性部員の存在など、隔世の感があったこと。
・この先、50年後を予想すると、情報通信の発達で三大学戦を端末で家で見れるのではないか。女性部員が更に増えて、女性部員の対抗戦が正式種目になるのではないか。OBや海外留学生のオープン参加数が飛躍的に増えるのではないか。
・現在の三大学戦は神戸大学が強く、また年配の神戸OBの応援数が多いことは素晴らしいことで、このような環境で育まれた神戸大陸上部のDNAは次の150周年に確実に引き継がれていくであろうこと。
鈴木さん
式典の後、パーティが開催され、京大など関西の陸上部部長から挨拶があり、 出席者の雑談の中では、式典の盛大さや、一橋大学の全天候トラック改修工事などが話題になっていました。 帰りの六甲からのバスの中で、10年後の一橋大学陸上部の百周年行事のことがふっと頭をよぎりました。

個人的な話になりますが、三商大戦のOBのオープン参加が契機となって走り始めた百メートル走。昨年走った大阪マスターズなど4回のタイムトライアルはいづれも15秒台。 今年の元旦、近くの神社への初詣の帰り、初走りをしました。今年の目標は、百メートル14秒台です。

the year of the horse-- / old sprinter’s resolution / to run faster
午の年 / 老スプリンターの願 / より早く

相変わらず、英語俳句を作っています。昨年12月、スペイン・ポルトガルを旅行した時に作った英語俳句です。

Alhambra-- / when I close my eyes / the Moors whisper
目を閉じれば / ムーア囁く / アルハンブラ

句集を添付しましたので、 覗いて頂けたら幸いです。 ⇒スペイン・ポルトガル旅行英語俳句(2013)

写真は、スペインのアルハンブラ宮殿(筆者撮影)

(1月13日受信)