「卒業から37年」・・・・・・・・・
一場 正守(1972年入学)
卒業から37年がたった。
もっと練習すれば。。。
未だに夢に出てくる。もっと真面目に練習していれば。。。時間はいくらでもあったのに。。。タラレバの妄想を今も楽しんでいる。
楽しい懐かしい合宿を時々思い出す。沖縄合宿。東京から固い直角の座席シートの夜行列車で鹿児島へ。船で一日かけて沖縄へ。琉球大学のトラックを借りて学生寮で寝泊まりさせてもらう。海まで全員でランニング。まだ3月の海はさすがに冷たかった。合宿が終了し、帰りの船は大揺れだった。実家が鹿児島の同期の家で初めて食べたキビナゴの刺身のおいしかったこと。。。毎年の霧ケ峰合宿。青い空と白い雲。夕方になると出てくる霧。昼寝の心地よさと起きる時の辛かったこと。。。合宿練習自体はなぜかよく覚えていない。楽しい思い出ばかりだ。
陸上部の同期に(本人はそう思っていないだろうが)私の人生を変えた友人がいる。岡田浩郎君。私は2年生からの入部だが、彼も私が誘ってその後入部した仲間。よく気が合った。お互い陸上部での成績は今一つだったが、よく一緒に遊んでいた。卒業後も付き合いは続き、彼に誘われて35歳で転職。日本の伝統的なメーカーから米国の証券会社へ。カルチャーも業種も業務も180度違う世界へ。人生のコースが大きく変わった。その後私は米国のメーカーへ再転職するが、常にチャレンジし自分を変え続けていくことの大切さを身をもって学ぶきっかけを与えてくれた。感謝している。その岡田君は5年前に体調を崩し、その1年後に突然逝ってしまった。いまだに信じられない。
同期14名。岡田君は若くして逝ってしまったが、全員を生涯の友と思っている。途中から入部した友も、途中で退部した友も、今でも時々に会い、37年前の仲間に戻り楽しんでいる。いつまでも若い気持ちを分かち合っていきたい。陸上部に入部して本当に良かった。
写真は2012年11月に如水会館で開かれた昭和51年卒業同期会に集まった陸上部の仲間。
左から、尾辻、佐藤、小山、大田、茂野、鈴木、一場、谷口、井田です。
(9月2日受信)