「還暦を迎える年になりました」・・・・・・・・・ 佐藤 裕正(1972年入学)

佐藤さん
先日の全国都道府県対抗駅伝を最後に、この冬も大きな駅伝大会が終わりました。 私は高校駅伝、箱根駅伝とともにこの大会が大好きで、特に若い高校生がどんな走りを見せるか、 大学生や社会人になってどんな成長を遂げるか、とても楽しみにしています。 最近では興譲館高の新谷仁美、佐久長聖の村澤明伸、須磨学園の小林祐梨子、 西池和人などずっと注目して見ています(選手名敬称略)。 みな駆け引きを超越した積極的な走りが好印象です。閑話休題。

私は1972年に一橋に入学、1976年に卒業しました。最初弓道部に入りましたが、 高校(土浦第一)の先輩が陸上部に所属していた関係で、当時国立にあったクラブハウスに 部員でもないのに毎日夕食を食べに行っていたところを勧誘され、夏場過ぎて陸上部へ転部しました。 それまで地元の中学対抗の陸上大会や駅伝大会以外には縁のなかった陸上競技でしたが、 以来中長距離パートに所属して4年間を楽しく過ごしました。思い出はいろいろありますが、 当時の中長パートは、一橋のラッセ・ビレンこと小松先輩を筆頭に、先輩・同僚に強い選手が多く、 東大戦、三商大戦といった大きな対抗戦にはなかなか出られないなか、 4年最後の国公立大学戦の5000mで自己新を出して20傑入りしたことは忘れられません。 試合以外では、練習日誌である中長ノートに、グランドに毎日練習に来ていた 藤村女子高の某女性の話をシリーズ化して執筆し、先輩の顰蹙を買ったことや、 学芸大学との合ハイ前日の豪雨の日に、5000mタイムトライアルで好記録を出したこと (合ハイは大成功で何組ものカップルが出来ました)、夏の霧ケ峰合宿で毎日夜中まで ナポレオンに興じたり、三商大戦のあと同僚と石川県を旅し、金沢大学の体育館でタオル1枚で 寝たことなどが思い出されます。夏に吉見先輩の軽井沢別荘で、麻雀合宿に参加したことも よき思い出です。とても珍しい、円形のジグソーパズルが置いてあり、必死で作りました。 昨年の夏休みに軽井沢を訪れ、自転車で先輩の別荘があった辺りも探索してみましたが、 さすがにはっきりとは覚えておりませんでした。沖縄合宿、検見川合宿、大島合宿、、、、練習風景など それぞれ今でも鮮明に思い浮かびます。

卒業してもうすぐ37年になります。東京銀行、東京三菱銀行での銀行員生活が29年と 長かったですが、ほとんどシステム開発の仕事に従事しました。国内だけでなく 欧州や北米にも駐在し(通算9年半ほどの海外勤務となりました)、勘定系や情報系、 証券系システムの開発を担当しました。たくさんの国にも出張し、システムの再構築や 新規導入のお手伝いも行いました。その間、銀行合併によるシステム統合作業も経験し、 システム障害や設備障害で冷や汗もたくさん掻いて来ました。大概のことには驚かない 図太い神経もこれで鍛えられました。その後、縁あって現在の某総合商社のIT子会社に転籍し、 かれこれ8年になります。ほとんど病気もせず、今年の夏でいよいよ還暦を迎えます。 一旦停年退職となりますが、今のところ契約社員として継続勤務の予定です。

近年、如水会での76年卒同窓会で陸上部の仲間と会う機会が増え、 それがきっかけで陸上部だけの同期会を行うようになりました。 先日は本当に久しぶりに会う同期も含め、8人も集まり(風邪で突然キャンセルの2名が 来ていれば10名!)、昔話や現在の話に花が咲きました。みな私と違って髪の毛など ふさふさして若々しいのですが、やはり気になるのは健康のこと。既に還暦を過ぎた仲間もいますが、 いずれも60歳前後、もう仕事でそう無理は出来ないものの現役バリバリで、 健康に留意して益々元気に過ごしたいものです。

最後に、陸上部のOB/OGの皆様、現役のみなさんのご多幸をお祈りいたします。

(写真は直近の如水会同窓会での陸上部同期の面々。筆者は左から2人目。)

(2月9日受信)