遠方の朋・近くの友 . 写真をクリックすると、拡大します。名前をクリックすればメールを送れます。

「85年間の800mの6人のゴールは・・・」     漆山 浩一(1960年入学)


漆山さん 漆山さん
1950年代のグランド 現在のグランド

昨年3年生斉藤君が800mで1分51秒07という12年ぶりの学内新記録を達成しましたので、 85年間の学内記録更新の歴史をアナログの距離で換算してみました。 斉藤君がゴールした時、大正15年(1926)の水上達三先輩はゴールまで残り11秒の72m後方、 昭和37年の私は残り10秒の65m後方でした。

漆山さん 

距離の換算は、各人の記録を秒数化し、秒速(800m÷秒数)に斉藤君との秒差をかけます。
国立のバテ松を背景とした84mのホームストレッチに6人を、800mランナーは自分の位置を描いてみてください。 なぜかゴール後に草の上で脱いだスパイクにこびりついた黒い土を思い出します。 グランド改修に向かっての惜別の残像でしょうか。
ちなみに85年前の男子世界記録は1’51”、現在は2010年の1’41”で10秒短縮、 女子世界記録85年前は2’27”、現在は1’53”です。
(参考 http://en.wikipedia.org/wiki/800_metres_world_record_progression

<近況> 現在二つのボランティアをしています。
一つは日本人の苦手な自分の意見発表能力育成のための中学生に対するディベート教育講師。 公立中学校で各クラスを4〜5人の小グループに分け、原子力発電に賛成か反対か、 漆山さん  安楽死は是か非か、参議院を廃止すべきか否かなどを制限時間内で討議させ、 判定員(聞いている生徒)に論理性、説得力などを評価させ勝敗を求める国語授業のサポートです。 資料分析、立論の組み立て、質問・反論などグループ意見集約の準備指導を行った後、 ディベート本番では講評をします。 国会議員に見てもらいたいようなクールなディベートに仕上がった時は感動します。

もう一つは、横浜市青葉国際交流ラウンジでの外国人日本語教室ボランティアです。 2年ほど前はアフリカ内戦の難民、現在は中国人の主婦を担当しています。 生徒数は東日本大震災で一旦半減、現在は戻ってきていますが、 生徒の半分は中国人で彼らの学習意欲には驚きます。 昨年このラウンジのホームページ6か国語のトップページをほぼ独力で仕上げました。 各国語の翻訳は窓口ネイティブスタッフに依頼しています。 外国人閲覧者はパソコンよりもスマートフォンを利用しているので、 スマートフォンへの対応も考えていかねばならなくなりました。  (参考http://aoba-lounge.sakura.ne.jp/index.html

(4月27日受信)