「陸上競技とサラリーマンのスポーツ」・・・・・ 山下 誠一(1979年入学)1979年入学の山下誠一です。現役時代は1500mを中心に中長距離をやっていました。4年間思う存分陸上に打ち込めたと思います。 1983年丸紅に入社してからは健康志向スポーツを目標として毎日歯磨きするような 感覚でのスポーツに徹していますのでマラソンを3時間以内で走破するなど思いもよらないレベルです。 丸紅では海外へ電力プラントを輸出・建設する部隊に属しておりパキスタンを筆頭にバングラ、タイ、 イラン、ウズベキスタン、ケニア、ナイジェリア等に駐在、海外出張を繰り返しています。 私の健康志向スポーツはこの駐在、海外出張を繰り返す過程で確立されてきました。 特にこのような発展途上国に行くと公共交通がなく移動は全て車となり、 完全に運動不足に陥るので自然にこまめに運動するようになります。 しかし毎回の運動の内容は2〜4km走り、多少の筋トレをし、水泳は1回1000m泳ぐ位です。 これでも長年継続すると結構な財産にはなります。 もう一つの動機はゴルフです。2005年(46歳)から2010年(51歳)の間2回目の パキスタン駐在となりましたがこの駐在で私の運動習慣は一段とバージョンアップを遂げたのです。 公式ハンデは最高9まで行きました。ベストスコアは77で、飛距離はきちんと当たればキャリー&ランで 230〜250ヤード程です。このレベルですと社内コンペや駐在先の日本人会月例コンペで時々優勝、 ベストグロスやドラコンもとれます。またパキスタン人社会にもどっぷり浸ることができました。 ゴルフを中心に酒も加えて公私ともに楽しく過ごすことができました。 平日ゴルフに誘われると仕事のタネを見つける為と称してゴルフをやりました。 しかし調子に乗りすぎました。この5年間でひどいぎっくり腰を2回もやってしまいました。 そこで私の運動習慣にかなりの修正を加えました。簡単に言えば体幹を鍛えもっと歩いて走り体の 左右バランスを取る事です。毎日20〜30kmを歩いて走って狩猟するアフリカのとある種族には 腰痛は起こらないそうです。椎間板が減ってくる中年にとりゴルフは左右非対称の運動ですので足腰の 筋肉のバランスが崩れ椎間板が神経を圧迫してぎっくり腰を起こしやすくなります。 歩く、走る、泳ぐは左右均等でバランスの良い運動ですからこれに加えて腹筋、背筋など体幹部を 左右バランスよく鍛え且つストレッチングをすると左右非対称に崩れた筋肉バランスが修復されます。 飼い犬のドーベルマンを連れての散歩も以前よりも頻度をあげて行きました。 1回1回のレベルは前述の通り大したことはありませんが毎日少しずつの継続が肝要です。 2010年にはこのドーベルマンも連れて帰国しました。東京に戻っても出張がなければこの愛犬を連れて 頻繁に散歩します。土日には朝夕4km x 2を走る事もあります。 これで今ではぎっくり腰を気にすることなくゴルフでマン振りをしても左側に壁を作って 美しいフィニッシュを決め250ヤードぶっ飛ばす事もできます。 このように私がマイーペースでの運動を習慣化できた大きな要因は一橋陸上部での試行錯誤と 努力した4年間が体に染みついている為です。この運動習慣はダイエット等の為ではなく 昔の財産アスリート魂が残っているからです。陸上部での4年間は真剣に競技に没頭しました。 冬にはスピードを落として距離を稼ぐ練習、長い時は1か月で600~700km走りました。 そして筋トレもコツコツやりました。春頃からスピードを上げて距離を落として行きます。 トラックシーズンに入ると月間走行距離は300~400kmほどにまで落ちますが当然スピードはあがります。 筋トレはラストスパートに効果があるので継続します。このようなリズムで体を鍛えて記録を 追い求めレースで勝負して勝つ、と言うパターンが大好きでした。 卒業してもこのリズムとパターンをサラリーマン人生でも無意識に繰り返してきたように思えます。 一橋陸上競技部で培ったアスリート魂を長いサラリーマン人生の中ではレベルを落としながらも 維持したいと常に意識していた訳ではないのですが結果的にはゴルフを通じてそうなっていると思います。 ゴルフは恐らく60歳超えるあたりまで飛距離は維持または増強できると思いますし、 80歳になっても十分楽しめるスポーツです。私は4月からナイジェリアの首都アブジャに3年程駐在します。 当所のゴルフ場のメンバーとなってゴルフ道に精進するつもりです。 そしてフィットネスにも通い体を鍛えゴルフの飛距離を伸ばして 再度シングルハンデを目指したいと思います。 そしてフルマラソン出場の欲も捨ててはいません! これらはすべて80歳を超えても楽しくゴルフをできる為です。 写真は、 @パキスタン駐在時代のパキスタン人ゴルフ仲間と (2008年カラチにて) A愛犬チャコと愛車 (2012年3月撮影) (3月28日受信) |