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「ロンドンより」・・・・・ 富田 哲朗(2003年入学)

ロンドン  2007年卒の富田です。卒業後はなかなか大会にも顔を出せておらず、大変ご無沙汰しております。 大学時代は中長距離パートに所属していました。卒業後は金融機関に就職。最初の赴任地:岡山を経て、 2010年12月からロンドン勤務となり、ロンドン生活も1年が過ぎたところです。

ロンドンに来る前に「ロンドンは日本人がたくさんいて、日本と同じように生活できる」と言われていましたが、 実際に日本食材は売っているし、日系の美容院はあるしと、ほとんど不便無く生活することができます。 強いて言えば、交通機関が時間通りに来ない、またはよく止まること(スト含む)と 飲み会の後の「美味しい」ラーメンが無いことが日本との違いでしょうか。 でもそれくらいのものです。

さて、英語も大して出来ない中でロンドンに来たわけですが、せっかくなので現地のスタッフと接点を持とうと考え、 陸上部出身らしく社内でロードレース大会への参加を募りました。 こちらではチャリティ意識が強く、こういった大会に参加する際にもチャリティ活動をすることがあります。 インターネットの申込の時点で最初から先制パンチをくらったのですが、突然「参加料とは別に寄付をしますか? いくらしますか?」という質問が現れます。初めは読み間違いかと思いましたが、何度読んでも寄付の話で、 いきなり文化の違いを感じることとなりました。 また、チャリティ活動をする場合には、大会前に「フルマラソン完走」や「ハーフマラソンを○時間○分で走る」と宣言し、 実際に達成できた場合に寄付を受けるそうです。(近年はインターネットで寄付が募れるようになり、大会前に寄付をする場合もある。) 実際に大会に参加した時も 、「参加者全員が完走」という目標を事前に掲げて社内で告知しました。 元中長距離パートということで、さぞ長い距離を走ったのだろうと思われるかもしれませんが、大会は10キロです。 大先輩の中にはフルマラソンをバリバリ走られている方もいるので情けない限りではありますが、 現在はロンドンオリンピックの流れに乗って走行距離を増やしていますので、次回以降徐々に距離を延ばしていこうと思っています。

そのロンドンオリンピックですが、ついに今年開幕します。 まだ身近なところでは盛り上がりを感じる機会は少ないですが、トラファルガースクエア(広場)にはオリンピック開催までの モニュメントが出来たりと着々と準備は進んでいます。 一説によるとオリンピックの時期を狙って宿泊施設が法外な(?)賃金設定をするという話がありますので、 もしロンドン旅行を計画される場合には注意することをお勧めします。

ロードレース大会に話を戻しますが、写真は大会後の打上げで行ったパブでのものです。 ご存じの方も多いと思いますが、イギリス人はお酒を飲むときにあまり食事を食べません。 更に立ち飲みが基本です。日本では、座って、食べて、飲むというのが一般的ですので、 立ちながらビールをダラダラ飲み続けるのはなかなかツライものがあります。ちなみに、やはりというべきか、周りの日本人からは不評です。

しかし、郷に入っては郷に従えではありませんが、慣れてしまえばそんなに気にならずに美味しいビールが堪能できますので、 ロンドンにお越しの際には是非パブでご一緒できるのを楽しみにしております。
今後ともよろしくお願い致します。

(1月12日 受信)