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 「富山から近況報告」・・・村瀬 直幸(昭和49年卒)

村瀬さん
皆様、お元気ですか。49年に卒業しました村瀬です。
今、富山国際大学というところに勤務しているため、富山で単身生活をしています。 同期の堀君の出身地です。富山での生活は5年目に入ります。 富山は海と山に挟まれているため、海の幸、山の幸とも地元産の美味しい食材が手に入ります。 冬は皆さんご存じのぶりやカニ、春にはホタルイカ、もう時期が過ぎましたが能登の岩ガキ等がスーパーに並びます。 また、私は出不精で足を運びませんが、立山でのハイキングやスキーが楽しめます。 また、文化的遺産という点ではお隣の金沢に劣りますが、戦災後街中の市街地整備をいち早く行ったため道路幅が 広く運転が下手な私も車を走らせやすい所です。富山は皆さんご存じのとおり製造業が盛んで、 不二越などの軍需工場があったため、かなりアメリカ軍の爆撃を受けたということです。
こんな良い所ですが、雪だけにはまいります。今年は1月から毎日のように降り続きました。 私は通勤にマイカーを使っているため、出かけるときと戻ってきたときの雪かきが大変でした。 また、毎日雪だと精神的にも鬱状態になります。堀君をはじめとして富山出身の方は本当に偉いと思います。 小さなころからこの苦痛に耐えてきたわけですから。 雪国の人は忍耐強いといいますが、身を持って実感できます。堀君の粘り強い走りも今になって背景が理解できました。

  どういうわけか、大学で学生を教える仕事をしています。 サラリーマンとは違った苦労もありますが、基本的には楽しいやりがいのある仕事です。 学生はほとんどが県内から来ています。県外から来ているのは、 ボート部や女子ハンドボール部などに所属している学生に限られます。一橋大学もボート部は強いのですが、 富山国際大学は全国的にかなりのレベルです。全国学生選手権や全日本選手権で常に優勝など上位で入賞しています。 大学の近くに神通川が流れていてそこにボート練習場があるという恵まれた練習環境にあるせいかもしれません。 一橋のボート部の連中は戸田に張り付けで試験の時しか大学に顔を見せなかったのですが、 富山国際大学では授業には真面目に休まずに出てきています。朝練をやってから大学に来るため、 居眠り寸前の状態ですが・・・。
肝心の陸上部はありません。富山県ではスポーツといえば野球ということになっているようです。 グランドはあるのですが野球部しか使っていません。立派な陸上専用グランドがあるという点では一橋は恵まれています。

  私は経営学と金融論の関係の講座を担当しています。写真は私のゼミの3年生です。 この写真を見るとつくづくと歳をとったと思います。殆ど棺桶に行く直前のような顔です。 心の中では一橋での生活はついこの前といった気持なのですが、年の経つのは本当に早いものです。 それに対して学生は本当に子供に見えます。自分が大学の時は自分では一人前に思っていたのですが、 実際はそうではなかったのですね。大学ではなかなか勉強をしようとしない学生がいます。 そんな学生に如何に居眠りをせずに授業を聞いてもらえるかということに日々格闘しています。

  最後に私自身の生活に触れておきます。走ることは一回もありません。 これではいけないと思い、たまに1時間ほどの散歩をしますが、それも速足ではなくゆっくりと歩いています。 そのせいか、昨年と今年の健康診断で血圧が上140下90となりイエローカードが出ました。 唯一運動としてはゴルフの練習です(本番ではありません)。 ラッキーなことにアパートと大学の通勤経路の途中にゴルフ練習場があります。 安い値段で練習ができるため、かなりの頻度で立ち寄ります。 因みに、入場料なしでボール1級が7円です。50球で350円の計算になります。その成果についてはここでは触れません。  
また、30歳ごろにルールを覚えた囲碁をやっています。 大体毎週末に碁会所に通っています。今は2段クラスの点数です。 ゴルフも囲碁もなかなか上手くなりませんが、やっていて良かったと思います。 退職しても元気なうちはゴルフと囲碁で人生を楽しめそうです。

  雑駁な内容になってしまいましたがお許し下さい。皆様、まだまだ暑さが残りますが、お体に気をつけられてお元気でお過ごしください。

(2011年7月29日受信、 )